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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 最終回


 10月1日 17時30分

 キリ「さあ一件落着して、熊本城見学も終わったし
 もう2、3杯ラーメン食べに行くか!」

 田所「帰りのバスの時間大丈夫なんっすか?」

 キリ「関西行の夜行バスはな…………
 19時に熊本駅発だと、自重して1、2杯が限度か」

 田所「1杯でやめておきましょうよ、遅刻したら元も子もないっすよ」

 キリ「駅の近くの店で喰うからいけるだろ」

 実「もう美味しいラーメン屋さん見付けたの?」

 キリ「ちゃんと事前に探してあるからな、まずは電車に乗ろうぜ」
 熊本市電




 ユーキ「何てお店でどんなラーメン食べるのー?」

 キリ「ユーキ、生き返ったのか」

 ユーキ「おかげさまでねー
 まだちょっとフラフラするんだけど全然元気だよー」

 キリ「あんまり無理すんなよ
 ところで土井、コイツに巨大化の副作用とか出るのか?」

 土井「研究者のマサキ・ケイゴ曰く
 マサキ・ケイゴ②

 光の巨人システムは大正を一度光に変えて拡大、つまり巨大化させて、具現化し直す技術
 光に変わる段階でアクシデント光自体に強い影響がなければ副作用は怒らないと」

 キリ「よく分からん、光自体に強い影響ってどういう事だ?」

 土井「光そのものの変質、とかほざいてたっす」
 光の根本的変化

 キリ「???
 難しい事はもういいや、熊本ラーメン食べようぜ」

 土井「そっすね」




 キリ「今回行くお店はここ、黒亭
 黒亭

 ユーキ「どんなお店なのー?」

 キリ「正統派の熊本ラーメンのお店
 中々の老舗でファンも多くて、昼時だと行列ができるレベルなラーメン屋で
 よく言えば王道、悪く言えば無難な味だとさ」

 ユーキ「そう言う感想って実際食べてみないと強く言えないよねー」

 キリ「その通りだ、ってことで行ってみた」

 ユーキ「言ってみた結果がコチラー」
 黒亭 臨時休業


 キリ「なんてことだ・・・なんてことだ・・・」

 田所「ドンマイっす、本当にドンマイっす」

 土井「キリさん、切り替えて別のラーメン屋行きましょう」

 田所「ほら、少し離れた所にも熊本ラーメンあるじゃないっすか!」

 土井「さすがだ田所、さあ美味しいラーメンを食べましょう!」

 キリ「…………うん」

 
 キリ「ってコトで黒龍紅に来ました!」
 熊本ラーメン 黒龍紅

 ユーキ「コッチはどんなお店なの?」

 キリ「黒龍紅も普通の熊本ラーメンのお店なんだけど
 他の熊本ラーメン店と比べて目立ったPRをしてなかったりだから地味かな
 味は同系列店舗の中でもアッサリしてるとか」

 実「きりさーん、説明はもういいから早く食べようよー」

 キリ「そうだな、時間も無いし
 オッチャン!ラーメン5つ!」




 キリ「うん、評判にたがわぬアッサリした豚骨ラーメンだったわ
 さっき食べた“こむらさき”と比べても全然飲みやすいスープ
 熊本ラーメン独特のマー油も効いてるし
 麺にスープがシッカリ絡んで味が薄いとか、物足りなさは全然ない


 田所「ラーメンって店もっすけど、地域毎に特徴が強く出ますよね」

 キリ「こういう各地方の特色を味わえるから楽しいんだよなぁ」

 実「美味しいラーメン、美味しいラーメン♪」

 キリ「実ちゃんは自分の世界に入り込んじゃってるし」

 ユーキ「わが妹ながら猛烈に可愛いわねー」

 キリ「姉は姉で別次元だし」

 田所「ハハッ……
 ところでキリさん、時間は大丈夫なんっすか?」

 キリ「…………そろそろ行かないとな
 これで短い熊本旅行も終わりか」

 田所「まだ突っ込まないっすよ」

 キリ「それはまあ、うん、反省会の方で



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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その32


 空に舞っている光の塊、くまモンの残骸、がゆっくりと散り始め
 破壊しつくされた熊本市内に降り注がれていく
 その光により壊された建物が次々と元通りになっていくではないか

 踏み荒らされた白川公園が緑の広場を取り戻し
 白川公園

 潰された、大正建築の面影を残す旧第一銀行
 旧第一銀行

 通町筋駅近にある大勢の人で賑わう熊本パルコ
 熊本パルコ

 ドン・キホーテ熊本中央店のビルが復元され
 ドン・キホーテ 熊本中央店

 辛島町駅からほど近い美味しいトンカツの店“勝烈亭 新市街本店”
 勝烈亭 新市街本店

 本州では珍しい上質な馬肉を提供する事に定評のある“菅ノ屋”
 菅乃屋

 元祖熊本ラーメンでお馴染みの桂花ラーメンが次々と佇まいを表していく
 桂花ラーメン

 さらに逃げ遅れてしまい騒動に巻き込まれた人や怪我を負った人も
 老若男女問わずその傷が癒され、穏やかな光に包まれていく

 田所「落ちてきた光に触れた建物がドンドン直っているっす!
 それに傷ついた人々も!」

 実「すごい、何でこんな事が…………」

 キリ「うーん、これは俺の推測なんだけど
 元々くまモンは熊本の地場神が具現化してしまった姿だろ
 封印を解かれたから大暴れしてたけど、元は郷土愛の強い神様だった
 だから、核になったエネルギーは熊本市の復興に還元されたんじゃないかな?」

 実「なるほどー、そう言われればそうなのかもね」

 キリ「単なる妄想だから、あんまり真に受けないでくれよ」

 土井「でもそれならそれで良いじゃないっすか!」

 激しい戦闘を終えた土井が、ユーキの首に荒縄を巻いて引き摺りながら現れた

 田所「ちょっと!今回の戦いの功労者を何て扱いしてるんっすか!」

 土井「役目を終えた捨て駒ほど邪魔なモノはないからな
 多少雑に扱ったって構わねーだろ」

 実「お姉ちゃん!なんてひどい傷を負ってるの!」

 キリ「実ちゃん、その台詞ワザと言ってるでしょ!?」

 土井「何はともあれ、興行場に来た“地場神の封印”って依頼は解決したっしょ
 もうコレで終わりで良いじゃないっすか!」

 キリ「そうなのかなぁ」

 田所「うーん…………」

 キリ「まあこれ以上悩んだって何か解決するわけでもないしな
 それに帰りのバスの時間とか、食べ歩きとかもしたいし」

 実「私もお腹すいてきたなー」

 田所「でも実は2時間前に“こむらさき”でラーメン食べてるんっすよね
 まあ10回前、日付としたら約3ヶ月前になるんすけど」
 こむらさき

 キリ「そう言うメタ発言はすんな!」

 土井「よーし、ラーメン食べに行くぞ!」

 実「わーい」

 キリ「その前にユーキの縄、解いてやれよ」

 土井「チッ」




 男「あの小娘、地場神とはいえ神を倒したか」

 神主「とはいえ実質2VS1でしたけれどね」

 男「組んだ男は小物だ、1VS1.1みたいなものだ」

 女「どちらにしても私たちの敵ではないわ」

 男「芙蓉、油断はいけないぞ」

 神主「しかし、自分はやはりあの男の実力」

 男「うるさいぞ」

 男の怒りを感知し女、芙蓉は神主を一瞬で凍らせた
 氷漬けの神主をアッサリ打ち砕き男は冷たい視線で一同を見下ろした



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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その31


 わざと攻撃を地面に立てて土埃を起たせて前方の視界を遮る
 次の手立てを分からなくする為の常套手段といえるこの戦法
 限られた時間が少ないこの現状で、手数を増やすのは一種の賭け

 だがそれを躊躇なく選ぶはユーキ
 多くの選択肢から決めた作戦は空中からの強襲
 思い切り跳躍して、熊本の空に舞い上がり

 突き立てた刀でくまモンの左肩から背中を串刺し
 大きな轟音と共に強引に大地へと押し倒し、大の字に転がるくまモン
 そのままもう一度、敵を内部から破壊するエネルギー放出を試みる

 くまモン「その攻撃は無駄だモン
 さっきと一緒でエネルギーを全て吸収してやるモン」

 ユーキ「そんな事出来るんでしょうかねー」

 くまモン「何を言ってるモン?」

 ユーキ「アンタの魔法は全部腕を起点にして使うんでしょー
 つまり腕が自由じゃないと一方的にやられる
のよねー」

 くまモン「確かにそうだモン
 だがいまさらどうやって腕を……腕が動かないモン!?」

 横たわるくまモンの腕は何にも拘束されず自由が効く
 ハズであったが、その手は意思に反してピクリとも動かない
 水の壁・蔓の網を突破され尚も余裕を持っていたのだが
 まさかの急展開に激しく動揺する

 ユーキ「うちには土魔法を操るトップクラスの馬鹿がいるのよー」

 その焦りの表情を見て元阪神タイガース・久保康友並みの笑顔を見せるユーキ
 久保康友

 得意の魔法を使って土枷を作り巨大くまモンを拘束し
 それ以上に汚い笑みを浮かべる土井

 ここに来てまさかの連係プレーを見せ、逆転劇を展開した

 ユーキ「さあフィニッシュよー!」

 くまモン「や、やめるんだモーン」

 先程の攻撃でパンパンに膨れ上がったくまモン
 そこに大量の闇魔術による魔力の注入を受け、一気に膨張
 2秒もしない内に巨大な光となって中空に爆散した



 激しい光によって熊本場内から戦いの様子を眺めていた
 キリ・田所・実の3人はとっさに目を覆う

 キリ「…………」

 田所「…………」

 実「…………」

 キリ「…………終わったのか?」

 田所「どうなったんすか!?」

 キリ「くまモンも、ユーキの姿も確認できん」

 実「お姉ちゃんもいないの!?」

 キリ「ハッキリとは分からんが、俺の眼だと見付けられん」

 実「そんな……」

 3人の目の前に映る光景は戦いで荒れ果てた熊本市内の無残な荒れ様
 そして空に広がる、光となったくまモンの残骸だけであった


 キリ「酷いな、これって復興までどれだけ費用が掛かるんだ」

 田所「分からないっすよ、モノだけじゃなくて人にも多数被害が及んでると思うんで」

 キリ「そうか…………
 ところで、今回の件はさ」

 田所「はい」

 キリ「自衛団とか興行場って無関係だよな?
 だから一切責任取らなくていいんだよな!?

 田所「何自己保身に走ろうとしてるんっすか!?」

 キリ「いやいや、そういうのって大事だぞ
 もしかしたら俺ら一生マグロ漁船に乗らないといけない羽目になるかもしんねーんだぞ!
 そういう事になってもいいのか筋肉!?」

 田所「僕の事“筋肉”って呼ぶのやめて下さい!
 それと、ホント悲惨な現実を前にしてそういう事話すのやめましょうよ!」

 キリ「今後の生活が懸かってると言うのに、何甘いコトを言ってんだ!」

 実「ねえ、あれ見て!」

 田所「あれ?」

 キリ「今一大事だというにのに、何かあったか!?」

 実「いいからキリさん!空を見てよ!」

 キリ「…………なんだよ」




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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その30


 土井「おいユーキ!残り時間ねーんだからサッサと立ち上がって殺せ!」

 ユーキ「分かってるわよー!」

 もっさり立ち上がったユーキは黒刀を再び構え、次の手立てを考える
 残り時間は1分半と言ったところだろうか

 早急に決めないと後が無いとか何とか言ってたのは土井だっけー?
 技を上手く繋いで、頭の中で練った作戦を成功させることが全てだからー、ねー

 考え事を一段落させ、ユーキは熊本の大地を強く蹴りくまモンへと向かう


 まずは先程同様に黒刀に自身の持つ闇の魔力を集中させ
 そのエネルギーから形成し刃を放つ

 水の壁を軽々と打ち破ると、次に見えるは緑が映える蔓の網

 先程は流れとはいえ全体重の乗った勢いある体当たりがかましたが
 それでもビクともしなかった強靭な網だ
 普通に叩き切るにも一苦労するだろう、なら…………

 考える事は1つ、網目の隙間を縫っての一撃を喰らわせる
 全力で駆け出し体の軸がぶれる、正確な狙いは定められない
 水壁が再び出るまでの僅か数秒間の刹那
 一度外せば次は無い、そのプレッシャーも襲い掛かる

 だがこれらの不利な条件も
 齢20にして数多の戦場を経験したユーキにしてみれば何てことは無い
 阪神タイガース往年の名投手・小山正明を彷彿とさせるコントロール
 針の穴の様な網目を打ち抜き、刀の切先はくまモンの胸を貫いた
 16弾 LE小山

 ユーキ「ようやく捕まえたわよー」

 くまモン「グッ……」

 キリ「このまま決めさせてもらうわねー」

 刀に自身の持つ魔力を思い切り集中させ、瀕死のくまモンの体内へ注ぎ込む
 エネルギーを溢れさせて内側から敵を破壊する、無尽蔵の魔力を誇るユーキの必殺技

 キリ「よっしゃあ!決めろユーキ!」

 田所「いけええええええユーキちゃん!」

 ユーキ「喰らえー!」

 莫大な量の闇エネルギーがくまモンへ注ぎ込まれる
 それを排除する様に刃を握り締める黒くて短い太腕
 しかし深く刺さった刀はビクともしない

 このままいけば溢れ出るエネルギー量に耐え切れず
 くまモンの身体が大爆発するまで30秒も掛からないだろう

 キリ「あれ?倒れないぞあの黒熊?」

 土井「まあ曲がりなりにも地場神、神っすからね
 元の容量が大きいから流石のユーキでも時間が掛かるんっすね」

 だがいくら注ぎでも45秒を超えてもくまモンは一向に倒れない
 それどころかゲオザークに付けられた傷や、直前の刺し傷まで治ってきている

 キリ「クソッ!?どうして奴は倒れねーんだ!?」

 土井「…………うん」

 キリ「何か分かったのか?」

 土井「おそらくアイツはエネルギーを自分のモノに還元してるんっすね」

 キリ「え?どういう事だよ!?」

 土井「くまモンは腕を媒介にして魔力を操り魔法を使うっす
 だから黒刀から放出されるエネルギーもあの腕を介して自由に使われてるんじゃ……」

 キリ「マジかよ…………
 おいユーキ!今すぐそいつから離れるんだ!!」

 実「お姉ちゃん早く!!」

 ユーキ「分かってるわよー!」

 刀をくまモンの胸から抜き、再び距離を取って対峙をする
 しかし相手は先程までの満身創痍ではない
 魔力を吸収し傷を癒し、体力も完全回復
 フルパワーを発揮する恐ろしい悪魔へと変貌している


 かたやユーキと言えば、エネルギーを吸い取られ
 変形維持のための時間も残り30秒程度
 時間も余力も追い詰められている
 が、ユーキは一言だけを残して駆け出した

 「土井は腕を頼んだよー」

 水壁の向こうから先程までとは比べ物にならない速度で
 スイカの球が無数に飛んでくる
 それを最小限のステップで全てよける

 ならばと言わんばかりに、足元から水流を吹き上げさせて
 下からバランスを突き崩し隙を作ろうとする
 これは大きなジャンプでその場を離れて対処する

 その着地地点にはスイカの蔓が伸びてきて
 ユーキを縛り上げ拘束しようとウネウネと気持ち悪く這いよって来る
 これを手早く切り刻みくまモンの攻撃を全てシャットアウト

 攻撃の合間を作らせて、ユーキは三度闇の魔力で作った刃を飛ばし水の壁を打ち破る
 そして硬く、柔軟に守るスイカの蔓網に向け第二陣の刃を飛ばす

 だが連戦の疲れとタイムリミットまでの焦りが手元を狂わせたのか
 闇の刃は網に当たらずその手前の地面に墜落

 ただ土煙を上げるだけでかすり傷すら通ってない

 残り15秒で万事休すに追い込まれた



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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その29


 前回のあらすじ
 スパークレンスの力で巨大化したユーキが、巨大くまモンに挑む


 ユーキ「ちょっと土井ー
 何してくれてるのよー!」

 土井「お前以外適任いねーから我慢しろや!」

 ユーキ「だいたい女の子が巨大化して闘うなんてありえないでしょー!」

 キリ「そのありえない展開が起こっているのが現在進行形であるからなぁ」

 実「あるの?」

 キリ「露骨な宣伝になるから伏字使うけど
 無料WEB漫画アプリ、c○mic○連載中のマンガ“ギガンティックガール”
 というのがあってだな、詳しくはこちらから」
 ギガンティックガール

 田所「全く伏字が役に立ってないっす!」

 キリ「うるせえ、さて本題
 巨大化したユーキが黒刀片手に闘ってくれます

 ユーキ「やってやるわよー」

 携えた漆黒の刀を構え、くまモンに相対する
 連戦で傷付いたのが相手なのでかなりユーキに有利な展開

 一方深手を負っているくまモンにしては
 突如現れた得体の知れない少女との闘う事にかなり戸惑っている様子
 この女は何をしてくるのか、武器は刀なのか?それとも飾りで接近戦が主体?
 分かっていることは、コイツが自分の敵であるという事だけだ

 阪神タイガース・今成亮太を彷彿とさせる軽快なステップを踏むユーキ
 軽いステップは体をリラックスさせ、呼吸数を自然に上げる事が出来る
 それにより素早く次モーションへと移行する事が可能になる
 21弾 ST今成

 ユーキは様子を伺いつつくまモンの周囲を移動する
 待機している状況からでもわずかな癖、仕掛けのモーションの仕草
 これらを阪神タイガース・福留孝介ばりの選球眼で観察する
 18弾 ST福留

 だが相手が動かないのであるならば、コチラから仕掛けるのも手立ての1つ
 ステップを踏む右足に力を込めて、前方へ跳躍する
 くまモンに向かって左手に着地し、姿勢を低くし間合いを詰める

 その動きを読みくまモンは地面から地下水を引き上げ、水の壁を作る
 思わず仰け反ったユーキを尻目に、間欠泉の如く噴き出た水の壁は強烈な勢いを見せ
 さらに自身を囲む様に数本を呼び出し、強固な壁を作ってユーキの前に立ち塞がる

 一歩引いて溜めを作り、先の一撃より力を込めて水の壁を叩き割る
 しかし半分ほど切込みが入った所で吹き出す威力に押し戻されて
 くまモンへの道を切り開く事が出来ない

 切れ味抜群の黒刀と言えど、魔力で強力に圧縮された水の壁は破れない

 土井「おいおいユーキ、そのフォルム3分しか保てないんだからサッサと決めろや!」

 ユーキ「うるさいわねー
 この邪魔な壁今すぐ壊すから見ときなさいよー」

 土井「おう、やってみろや」

 くまモン「やってみるモン!」

 壁の向こう側から無数の巨大スイカが水壁を突き破ってユーキに襲い掛かる

 ユーキ「ちょっとー!それは無しよー!」

 反射神経を活かし間一髪でスイカを避ける

 近付けば水の壁、離れればスイカの弾丸
 時間を稼げば巨大化が解け、ついでに土井のヤジで不快感も増してくる
 まさに四面楚歌、打開点を早急に見つけなければいけないこの状況

 とりあえず、出来る手立てから順に打つしかないわねー

 そう心の中で呟いてから、まずは刀に魔力を集中させる
 壁の向こう側から不意に襲い掛かるスイカの蔓や玉を華麗にかわし
 その隙を縫って、元阪神タイガース・浜中治の様な鋭いスイング
 濃く練った魔力の刃を放ち水の壁を一時的に破る
 22弾 GP浜中

 破った隙間からムリヤリ壁の内側には入るため
 阪神タイガース・上本博紀並みの快足で駆け出し、飛び込む
 P25弾 SS上本

 途切れた水壁が再び吹き上げてくるまでわずか2秒程度
 刀をやや高めに振りかぶり、殺意のみを前面に押し出しながら全力で飛び込む
 再び壁を作るためにくまモンは引水するが
 それを、ほんの僅かな差で飛び越え肉薄する

 この展開になる可能性を読んでいたくまモン
 両腕からスイカの蔓を出し目の細かい網を形成する
 勢いよく網に引っ掛かり弾き返され、ユーキは無様に地面へと叩きつけられた



 キリ「いくら何でも、これはひでぇわ」

 土井「だっさ、ヒロイン辞めちまえよ!」

 田所「何なんっすかね…………」

 実「お姉ちゃん恥ずかしいよ、流石にそれは」

 味方の辛辣な言葉が、倒れるユーキに追い討ちの如く降り注ぐ




プロフィール

キリ

Author:キリ
画像は秘書の岡崎さんです

9・13、人物紹介更新しました

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