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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その25



 キリ「よし!3つ目の温泉入りに行くぞ!」

 ユーキ「ちょっとタイムー
 お湯が体に沁みて痛いよー」

 キリ「そんな悠長なこと言ってる場合か!」

 ユーキ「温泉ってゆっくりする場所でしょー」

 キリ「弾丸ツアーにゆっくりという概念は無い」

 ユーキ「それはないよー
 そもそも何でそんなに急いでるのさー?」

 キリ「実はな、温泉の後にもう一つ行く予定の場所があるんだ」

 岡崎「それは初耳ね」

 キリ「急遽勝手に決定したからな
 で、予定完遂しようとするなら12時5分に草津温泉発のバスに乗って
 12時35分に長野原草津口発の列車に乗らなければ間に合わないんだ」

 岡崎「現在時刻は?」

 キリ「2つ目の温泉上がりからの準備完了でただいま11時

 岡崎「あと1時間弱しか草津にいられないじゃない!」

 キリ「それだけじゃない!
 御座之湯から3つ目の温泉“西の河原露天風呂”は徒歩10分の距離でもある」

 岡崎「往復20分とお土産見て回る時間10分差し引いたら…………
 温泉に浸かれるのは準備も含めて30分ってワケね」

 キリ「迷子になる時間も計算に含めたら20分だ」

 岡崎「日常生活なら間違いなくツッコミが入るセリフだけど
 見知らぬ土地での旅行中なら妥当としか言いようのない要素ね」

 ユーキ「全力で走って流れた汗を温泉でサッパリしてー
 もう一度汗を流すって意味が分からないんですけどー」

 キリ「それこそが弾丸ツアーの楽しみなんだ!」

 ユーキ「それならもう温泉諦めて片岡鶴太郎美術館見に行こー」
 片岡鶴太郎美術館 看板

 キリ「ヤバい、ちょっと興味湧いた」

 岡崎「キリさん?」

 キリ「イカンイカン
 ここまで来たんだから、俺たちは3つ目の温泉に入って帰るぞ!」

 ユーキ「おおー」



 キリ「少し裏路地に迷いながらも歩くこと10分
 途中の片岡鶴太郎美術館の誘惑もありましたが、ギリギリの所で踏ん張り到着しました」

 西の河原公園①
 西の河原公園②
 西の河原公園③
 西の河原公園④
 西の河原公園⑤

 岡崎「キリくんの中で片岡鶴太郎はどれだけウェイトを占めてるのよ!」

 キリ「旅行先での妙な好奇心だよ」

 ユーキ「ところで温泉はー?」

 キリ「どうやらこの公園の先にあるらしい」

 ユーキ「そもそもこの公園って?」

 岡崎「西の河原公園は、草津温泉の湯畑と並ぶ源泉がある場所なの
 万代鉱山から流れ出た水が温泉となっていくつも湧き出してるの

 前にも言ったけど万代鉱山から流れ出る温泉の方が酸性は強いわ」

 キリ「で、その中心だからもちろん草木が育たない
 その様子から、ここが“賽の河原”とも呼ばれたとか何とか」

 ユーキ「賽の河原ってー?」

 キリ「三途の川って知ってるだろ」

 ユーキ「地獄に繋がってるっていうアレねー」

 キリ「その川のほとりを“賽の河原”って言うんだよ
 西の河原っていうのもその名残だろうな」

 岡崎「ここが発展したのも500年以上前だし
 そう言う事が信じられるのもおかしくない話よね」

 ユーキ「もしかしたら温泉にこんなのが入ってるのかしらー」
 シャーマンキング完全版 16巻

 キリ「まさかー」




 岡崎「鬼もいなくて、景色が綺麗な開放感溢れる素晴らしい露天の温泉だったわね」

 ユーキ「相変わらず体に沁みたけどねー」

 キリ「それは1日3回も酸性のお湯に入ったら肌も荒れるわ
 でも、ちょうどいい具合に冷えた空気と温泉の温かさがいい感じ
 まさに露天風呂の醍醐味を満喫できたわ」

 岡崎「それで、何でここはバトル展開にしなかったの?」

 キリ「うん、これ以上話を膨らませる気力は無かったんだ」

 ユーキ「VS群馬の鬼編とか面白いと思うんだけどなー」

 キリ「すまぬ、諸事情からそれは出来ない」

 岡崎「諸事情って何かあるの?」

 キリ「このシリーズが終わってからまとめて話すわ」

 ユーキ「まずシリーズ中にメタ発言もやめとこうよー」

 キリ「まあ、うん…………そうだな
 ごめん」




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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その24


 キリ「ユーキ、大丈夫か?」

 ユーキ「誰よー
 草津温泉は傷の治癒に効くって嘘ついたのはー」

 キリ「もの凄く痛みを感じただけで嘘じゃねえだろ」

 ユーキ「信用できませんー」

 キリ「じゃあ次の温泉入ってどうなるか判断しようぜ」

 ユーキ「まだ入るのー?
 温泉なんて一つ浸かればそれでいいじゃないー」

 キリ「いやな、草津温泉は3つの温泉に入れる
 “ちょいな三湯めぐり手形”というフリーパスが販売されててな」
 ちょいな三湯めぐり手形

 岡崎「それに、もう草津温泉に来る機会無いから、この際全部周っちゃおうと」

 ユーキ「それまた随分忙しい日程ねー」

 キリ「そりゃ元々が弾丸ツアーだからな
 そして俺を誰だと思ってるんだ?“平成のミスター弾丸ツアー”だぞ」

 岡崎「自称が抜けてるわよ」

 キリ「言うな」

 岡崎「まあそんなことで、次は“御座之湯”に入るわよ」




 ユーキ「大滝乃湯から坂道をゆっくり上ること10分で着きますー」
 御座之湯
 御座之湯前の広場

 キリ「ここの特徴は2種類の源泉から出る温泉を味わえる事なんだ」

 岡崎「2種類って?」

 キリ「1つは湯畑を源泉にした“木之湯”
 もう1つは硫黄鉱山から流れ出る万代源泉からお湯を引いた“石之湯”だ」

 岡崎「もちろん効能は違うのよね」

 キリ「効能は一緒みたいだ、ただpH値が違うとか何とか
 文系出身の俺にはよく分からん話だ」

 ユーキ「右に同じー」

 岡崎「あなた達は理科の基礎くらい勉強しておきなよ
 けど御座之湯は、大滝乃湯と違っては木の質感を出した造りなのね」

 キリ「御座之湯は昔あった共同浴場の1つを再建した物だそうだ」

 ユーキ「外観の雰囲気は出てるよねー」

 キリ「でも、昔の建物を再現した建築物って大抵が綺麗すぎるんだけどな」

 岡崎「そういうのは経営の観点からしたら仕方ないんじゃないのかしら?」

 キリ「まあそう言われたらお終いだよ」

 岡崎「というコトで入りましょうかー」




 キリ「まあコッチの温泉もゆっくり浸かりますか」

 キリ「…………ふぅ、温まるな」

 ユーキ「あああああああああああああああっ!!!!!!!!」

 岡崎「だから何で右足を思い切り入れちゃうの!?」

 ユーキ「痛いよー!沁みるよー!」

 キリ「全く、あいつら2人が騒がしくてゆっくりしてらんねーよ」

 キリ「…………」

 キリ…………何か、俺もちょっと肌にお湯が沁みてきたような
 ちょっと木之湯は肌に合わないのかな、石之湯に鞍替えしてみるか」


 キリ(何だコレ…………
 痛い痛い、ちょっと待てコレシャレにならないくらい痛い、肌全体にチクチク痛みがっ!!)



 御座之湯 2階からの景色

 キリ「草津温泉って辛いわ」

 ユーキ「右に同じー」

 岡崎「草津温泉って酸性だから、短時間でいくつも浸かったら肌が荒れて沁みちゃう
 つまり私たちは温泉の効能的に逆効果な入り方をしちゃってるのよ」

 ユーキ「なるほどー(泣)」

 岡崎「ついでにキリさん、木之湯よりも石之湯
 つまり万代源泉の方pHが低くて酸性が強いから余計に沁みるのは当たり前よ」

 キリ「あうあー」



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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その23


 キリ「とりあえずいちばん近い温泉施設に行ってみようか」

 ユーキ「なんて温泉なのー?」

 キリ「“大滝乃湯”だって」
 大滝乃湯①
 大滝乃湯②

 岡崎「ふーん、一体どんな特徴があるの?」

 キリ「ウェブサイトによると、大滝乃湯は“合わせ湯”が売りだそうだ」

 岡崎「あら、素敵じゃない」

 ユーキ「合わせ湯って何なのー?」

 キリ「合わせ湯にもいろいろと種類があるんだけど
 ここのは温度の低い浴槽から徐々に熱い浴槽に浸かることで
 より源泉に近い泉質と温度のお湯を愉しむタイプの合わせ湯
なんだ」

 ユーキ「つまり調整の少ない温泉に浸かるために体を慣らすシステムってコトねー」

 キリ「そう言う事だな、詳しくは公式サイトに
 ちなみに、色々な種類の泉質に浸かる“合わせ湯”もある」

 岡崎「豆知識はそれくらいにして、早く温泉に入りましょうよ!」

 キリ「時間もあんまりないし、早速入るか」




 キリ「さて、浸かりますかな」

 キリ「って今回男1人、女2人だから様子が分かんねーんだよな」

 キリ「まあいいや
 ちなみに温泉の効能は神経痛や冷え性、傷の治癒と美肌効果等があるそうです」

 ユーキ「ぎゃああああああああああー!!!!」

 岡崎「だからやめといた方がいいって言ったじゃない!!」

 キリ「ハイッ!?どうしたんだユーキ!?」

 ユーキ「痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!!」

 キリ「アイツ怪我してる部分湯に浸けやがったな…………
 まあいいや、俺はゆっくりお湯を満喫させてもらうかなー」

 

 キリ「マッタリー」
 893

 893(何で俺らと一緒に浸かれるんだよ!?)




 キリ「感想、一番最後の46℃は30秒も入れないです」
 岩泉 飲むヨーグルト

 岡崎「男湯には他の突っ込み所があったと思うんだけど…………」

 ユーキ「痛いです、お湯が酸性だから」

 岡崎「ついでに脚に深い傷跡付だしねぇ」

 ユーキ「こういう傷を治すのに良い泉質じゃないのー」

 岡崎「限度があるのよ」



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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その22


 ユーキ「着いたねー」

 キリ「着いたなー
 叫んだらやまびこで帰ってきそうな場所に着いてしまったな!」

 ユーキ「ねー」

 キリ「…………田舎だとは知っていたが、ここまでとは」

 ユーキ「温泉地に行ける最寄駅の1つなのにコンビニすらないなんてね」

 岡崎「知ってる?ここから草津温泉まで、バスで30分掛かるのよ」

 ユーキ「なんだってー!?」

 キリ「最寄駅(近いとは言ってない)」



 キリ「とりあえず駅周辺を軽く散策、と行きたいとこだったが
 バス出発まで5分しかないという現実」

 岡崎「とりあえず置いて行かれたら話にならないから急ごう」

 キリ「あ、ゆもみちゃんの記念撮影板がある」
 ゆもみちゃん 記念撮影板

 岡崎「“ゆもみちゃん”って…………
 分かりやすいけど、もう一捻り加えた名前付けられなかったのかしら?」

 キリ「そういうところ気にするなって!
 正論過ぎて俺が反論出来なくなって困ってるんだぞ!」

 岡崎「はいはい」

 ユーキ「ってコトで梗子ちゃん写真係ねー」

 岡崎「えー」
 長野原草津口 記念写真

 ユーキ「うん、イケメンに撮れた!」

 キリ「寝起きだから表情が暗く見える…………」

 岡崎「いいなー、私も写真入らせてよ」

 キリ「あ、バス来た」

 岡崎「あうー」




 キリ「しっかしここから30分移動なんて、ホント遠いよな」

 岡崎「言っちゃったら草津って、長野との県境にあるの
 だから北陸方面から行った方が近かったりする場合もあるのよ」

 キリ「遠いわけだよ
 まあコレで仕事の疲れをリフレッシュできるから別にいいか」

 ユーキ「美人になるぞー」

 キリ「温泉に整形作用はねーからな」




 キリ「山道を進むこと30分」

 岡崎「周りの景色は緑とたんぼ、時々家屋が散見し」

 ユーキ「終たる地点は湯煙漂う温泉街であったー」
 草津温泉 湯畑①
 草津温泉 湯畑②
 草津温泉 湯畑③
 草津温泉 湯畑④
 草津温泉 湯畑⑤
 草津温泉 湯畑⑥

 ユーキ「なにコレー!?」

 キリ「湯畑だ」

 ユーキ「???」

 キリ「えーっと、つまりアレだ、なあ梗子さん」

 岡崎「これはね、温泉の温度を調節したり湯の花を採取するための施設なの」

 ユーキ「湯の花とはー?」

 岡崎「簡単に言えば“温泉成分の結晶”よ
 これをお湯に溶かせば、いつでも温泉気分を味わえる入浴剤が出来ちゃうの

 ユーキ「人も呼び込めてお土産代も稼げるー
 まさに一石二鳥の優れた設備ってワケねー」

 キリ「ちなみに、似たモノが大分の別府温泉にもあります

 岡崎「あと歴史は意外に浅いです、デザイン岡本太郎ですし」

 ユーキ「ちょっとショックー
 このショックを癒すために一秒でも早く温泉に浸かるべきだと思いますー」

 キリ「はいはい、じゃあ温泉巡りしますか」



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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その21


 キリ「さーて、ようやく念願の草津温泉に向かえるんだな」

 岡崎「高崎駅から85分掛かるけどね」

 キリ「調べて分かってはいたけど朝一から過酷だわ」

 ユーキ「zzzzzz」

 岡崎「ユーキちゃんは疲れて寝ちゃったみたいね」

 キリ「足銃弾で撃たれて元気な奴なんか見たコトねーよ」

 岡崎「まあそれもそうね(笑)」




 キリ「てか実情話すとさぁ」

 岡崎「何の実情?」

 キリ「旅ブログ書いてる人(参考意見約1名)の実情

 岡崎「そんなに話すことあるの?」

 キリ「いや、むしろ話すことが無いから話すんだよ
 よく漫画・アニメとかで移動回ってあるだろ」

 岡崎「あるわね、そういうシーンはたいてい過去の回想が流れるのがあるあるよね」

 キリ「だが俺に語ることの出来る過去話は無いわけで
 しかも旅の移動中なんて風景撮影する以外で旅行の雰囲気を伝える事って難しいんだよ」

 岡崎「文才鍛えなきゃね」

 キリ「そこは放っておいてくれ 

 で、群馬の風景なんか山ばっかりで面白みが無いんだよ
 しかも草津に向かう道筋なんか過疎化する一方だからな」

 岡崎「写真を撮れば撮るほどつまらないってワケね」

 キリ「話題にも欠けるしな

 でも、こういう移動回時って他の人何してるのかなって気になるじゃん
 だからまずは自分から明かしていこうかと」

 岡崎「需要あるのかしらね?」

 キリ「そう言うなよ
 だいたい移動+オフレコの時って、俺はたいていブログネタ書いてるんだよな」

 岡崎「キリくんの手帳の中身が気になるわね」

 キリ「案外普通だぜ
 ブログネタが半分、旅行経路を調べた形跡だろ
 それと旅先でゲットした記念スタンプ、これで7割は埋まってるな」

 岡崎「残りの3割は仕事関係ってとこかしら」

 キリ「2割9分が休日の遊ぶ予定と野球関連で、残りが仕事かな」

 岡崎「このダメ社会人…………」

 キリ「自覚はあるんだ、優しくしてくれよな

 それはともかく、旅行で暇が出来たら何かしらの書き物やってる事が多いわ」

 岡崎「乱視になるわよ」

 キリ「もう慣れたっつーの
 とか言ってたら目的地に着いたみたいだな」

 ユーキ「なになにー、ここどこの田舎なのー?」

 キリ「さっきまで寝てたのに反応早いな、おい」
 長野原草津口駅の風景



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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その20


 高崎「いいか!僕たちの仕事はあと10分間耐え抜いて彼らを草津行の電車に乗せることだ!」

 小林「分かった!!」

 ラミレス「ハーイ」

 そして3人は野球道具を武器にグンマー族へ果敢にも挑んでいく

 小林太志の“インコース生命線”
 普段も厳しくインコースを突くのに、今日は一段と厳しく攻める
 13弾 NB小林太

 同時発動の“ムラッ気”が発動する、が、悪い方向へ“ムラッ気”が出てしまう
 攻め過ぎて胸や脇腹に直撃する球が多々、当たらなくてもかすり傷程度は確実に与える
 加えて“クリーンナップキラー”により球威が上昇し、その球はほぼ確実に頭部へと襲い掛かる
 その勢いは続き、投げる球投げる球全てがグンマー族の体へダメージを負わせていく

 さっきまでの押せ押せムードが一転し
 一方的にやられ放題にされるグンマー族も、堪ったものではないと反撃を試みる
 数人の仲間がその餌食になりながらも、白球の弾幕を掻い潜って
 球が放たれる前に仕留める為、近距離まで詰め寄る

 そこに待つは好機を逃さない、詰め寄った猛者を一掃する、鉄人の一振り
 6弾 GRラミレス

 体重の乗ったスイングから生み出される重たい一撃の衝撃が、皮膚から骨、そして内臓まで響く
 たった一撃、それだけで強靭な肉体を内側から破壊する

 その威力に恐れおののいたのが運の尽き
 足の竦んだ相手にも容赦無く繰り出す一撃に、阿鼻叫喚の光景が広がる

 近寄ればバットによる強烈な一撃
 距離を取れば150㎞/hにもせまる剛球の餌食

 このコンビネーションによって10人は戦闘不能に陥ってしまった
 こうなると流石のグンマー族も戦意を失ってしまう

 そして1人、また1人と、負傷した仲間に肩を貸しつつ、戦場から徐々に立ち去っていく




 キリ「勝った、のか?」

 岡崎「…………そうみたいね
 でもユーキちゃんがあんなに苦戦した相手をほんの数分で追い返すなんて」

 小林「これで俺の来年も安泰だな」

 岡崎「いや、あなたは乱調で死球当てまくってただけです」

 コバフト「」

 高崎「そんなに褒めなくても、照れるじゃないか」

 岡崎「高崎さんなんか主役級の活躍をするかと思ったら、役割がダダ被りで全く戦ってないじゃない」

 高崎「」

 ラミレス「ウーン、ゼッコーチョー」

 岡崎「あなたは……まあ、ありがとう」

 ラミレス「イエス!ゲッツ!」

 高崎・コバフト「あのー、僕たちの扱いは…………」




 キリ「何はともあれ、これでようやく草津へ行けるな
 ホントありがとうございました!」

 高崎「いやいや、君たちが楽しい旅行をしてくれる事が僕らの幸せだからね」

 キリ「いや本当に助かりましたよ
 またどこかで会えるといいですね」

 高崎「ですね、今度は野球場かもっとゆっくりした所でね」

 キリ「あはは
 それじゃあ何とか電車に乗れそうなんでお別れにしましょうか」

 高崎「そうだね、あとユーキちゃん」

 ユーキ「なにー?」

 高崎「ちょっと来てくれないかな」

 呼ばれたユーキは2人の元から少し離れる

 ユーキ「何かしらー、愛の告白とかー?」

 高崎「まさか
 底無しの魔力・驚異の身体能力・ずば抜けた判断力
 君の持つ戦闘能力の高さ
は見させてもらったよ

 あのグンマー族相手に堂々と立ち回り、軽傷で済むなんて恐れ入った
 だけど今後、君を狙う輩が現れた時に大切な仲間が人質に取られる危険性だってある
 そうならないために、ウチの傘下に入らないか
 君だけじゃなく、君が守りたいと思う人全員を守り抜ける
自信があるよ
 もちろん無条件でね」

 ユーキ「せっかくだけど遠慮させていただくわー」

 高崎「おっ!?二つ返事とは気が強いね」

 ユーキ「アタシは妹の実とキリさん以外は誰一人信用しないのー
 それじゃあ電車に乗り遅れちゃうから行くねー」

 そう言い捨てるとユーキは助けてくれた3人にあっさりと背中を向け
 後ろ向きで手を振りながらいつもの仲間の元へと戻っていった



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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その19


 目の前に現れた救世主たちは、前日ユーキと接触した男と、その彼が率いる2人の計3人だった

 ユーキ「あなたはー!?」

 ???「こんにちは、横浜DeNAベイスターズの高崎健太郎です」
 高崎健太郎

 ???「同じく横浜DeNAベイスターズで、群馬県出身の小林太志です」
 小林太志

 ???「元横浜DeNAベイスターズ・群馬ダイヤモンドペガサスのラミチャンでーす
 ラミチャンゼッコーチョー、ゲッツ!」
 アレックス・ラミレス

 高崎「ユーキちゃん、僕たちが助けに来たから安心してくれ
 岡崎さんだったかな?彼女の足の治療をお願いしてもいいかな」

 岡崎「は、はい!!」

 思わぬ味方の登場にしばし唖然とするユーキ
 しばし時間をおいて、ユーキの口からある言葉が出て来た

 ユーキ「キリさんー…………」

 キリ「どうした?」

 ユーキ「後ろの2人は群馬だから選ばれたのは分かるんだけどー
 高崎投手って名前と地名が一緒なだけで群馬に何の縁も無いキャスティングだよねー」

 高崎「」

 キリ「いや待てや

 そこは“助けに来てくれてありがとう”的な感謝の気持ちを述べて涙流すべきシーンだろ!
 それなのに、何でメタ発言して雰囲気ぶち壊すんだよ馬鹿野郎!」

 ユーキ「いやアタシにそんな感動シーン展開を押し付けられても困るんだけどー」

 キリ「まあ、そうだな」

 岡崎「それで納得しちゃうんだ…………」

 キリ「まあユーキのキャラ設定上、たしかに仕方ねーなと改めて納得したわ」

 ユーキ「キリさんはそうでなくっちゃー」

 岡崎「はぁ、結局感動無し・戦闘シーンのムードもぶち壊しでいつものペースに戻るのね」



 キリ「さ、さあ設定とかしょうもない部分はスルーして3人さん!やっちゃってください!!」

 高崎「おう!まずは僕から行かせてもらうよ!
 P23弾のアクティブ・作戦スキル“ピンチ4”“先頭打者切り”“真っ向勝負”
 SA(スペシャルアビリティ)は“テンペストスライダー”
 P23弾 高崎

 13弾からは“尻上がり”と“打者集中4”にSA“高まる完成度”
 13弾 GR高崎

 そこに7弾と6弾を追加、SAの“チェンジアップ新境地”“ポテンシャルエネルギー”が発動
 7弾 ST高崎
 6弾 NW高崎

 これで元の身体能力増強と、スライダー・チェンジアップの威力増大だ!」


 ラミレス「ラミチャンもタノムヨー」

 高崎「OK!でもラミチャンはベースカードが無いから3枚分しか強化できないよ」

 ラミレス「オー、ゴメンナサーイ」

 高崎「ラミチャンは12弾のビクトリーからSA“制覇へのパフォーマンス”
 スキルの“チャンス4”“止まらぬ快音”
 12弾 VIラミレス

 10弾からSA“チームコンサルタント”とスキル“ムードメーカー”
 10弾SS ラミレス

 さらに6弾からSA“プロフェッショナルの心得”“4番○”に“鉄人”
 6弾 GRラミレス

 ただでさえ高いポテンシャルをさらに上昇させ、頑丈さにも磨きをかける
 加えて俺たちの能力も上げる、まさにチームのまとめ役ならではの能力だ!」

 ラミレス「ウーン、ラミチャンゼッコーチョー!!」



 小林「よっしゃあ!!高崎くん、俺も頼むよ!!」

 高崎「はい!
 まずは13弾!SAは“インコース生命線”にスキルの“クリーンナップキラー”が発動します!
 13弾 NB小林太

 さらに1弾のSA“粗削りな本格派”と8弾のSA“未完のエクスプレス”も発動!
 両方ともアクティブスキルに“ムラッ気”があって、それも発動させます!」
 1弾 NW小林太
 8弾 NB小林太


 岡崎「ちょっと待って!」

 高崎・小林「はい?」

 岡崎「あの失礼ですが、1弾と8弾の強化は必要なんでしょうか?」

 小林「そりゃあ必要でしょう
 粗削りって事は磨けば光るという可能性があるんです
 だからプロとしてはその希望と期待を捨てては絶対に成功しないですよ」

 岡崎「確かにそうですが、今すぐ結果が欲しいのに磨けば光るはちょっと……
 それに8弾なんかストレートに“未完”って言っちゃってますし

 小林「はい、確かにそうですよね…………」

 岡崎「それにムラッ気も安定k」

 キリ「梗子さんもういいから!
 強化の過程はいいから!投げさせて結果を見せさせてやってくれ!

 小林「キリさん!!」

 岡崎「た、確かにそうよね
 水を差して悪かったわ、ごめんなさい」

 小林「いや、気にしてないから大丈夫だよ」
 
 キリ(ふう、こうでもしねーと、貴重な助っ人が論破されて心折れちまうしな)

 ユーキ(それよりもー、周りの2人に比べてさー
 コバフトだけショボい気がするんですが、それは)



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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その18


 次は右に15cmだけステップを取って間合いを詰めて行くとー

 ユーキは自分が見た光景
 ほんの僅かな攻撃の初動、目線の移動、吐息の間隔
 これらの情報を1秒も満たない頭の中で全て纏め上げ、最善の一手を選択する


 相手の数に圧倒されて焦燥感に駆られていたのか
 いつもの様な冷静な戦いっぷりを見せられなかった

 しかしそこに、喝というか水差しと言うか
 キリによる、よく分からない介入のおかげで何とか冷静な自分を取り戻す
 そのおかげで、実質1VS30の圧倒的不利な状況から脱出する自信が湧いてきた

 グンマー⑨
 右の男は長銃を撃つ気配は無い、それよか直接殴る方がいいと踏んでいる
 なのでその思考が変わるまで距離を取り続けて構わない

 だが真ん中の筋肉質な男は血の気が多いのか、コチラに向かう動きを見せている
 いくら動きが読めるからと言っても
 相手の得意分野である近距離戦をわざわざ挑むのは危険だ
 自分の間合いをキープできるようにステップを踏む

 グンマー⑩
 そうなると左の鈍器を持った半裸の男に対する姿勢が肝心になる
 右・真ん中の2人を正面に迎える立ち回りをした為に、残る1人を自由にさせている
 そうすると心理上、一番隙の大きくなる後ろに回り込むのがセオリー

 そのセオリーを上手く利用してユーキはいくつかの策を張り巡らせる
 まず間合いをキープしていた男との距離を詰める
 すると鈍器を持った男と挟み撃ち状態になる
 だが挟み撃ちになってしまうと、同士討ちの可能性が起きるため
 やみくもに鈍器を振り回すことができない

 この一瞬の躊躇を見逃さず、バックステップからの鈍器男に平手打ちで軽い一発
 さらに平手打ち時の回った反動で一回転しながらしゃがみこみ
 膝を曲げた反動で、筋肉質な男の内側に詰め寄り金的を喰らわせる
 うずくまった所に黒刀で首を切り捨てる

 切り払った刀はそのまま背後に迫りよった男の鈍器を受け止める
 そのまま体勢を戻し、鍔迫り合いで対峙する
 ここで詰め寄ることで銃を持った男が発砲し辛くする狙いもある
 
 個々の戦いは実力勝負
 武器を持つ者同士の戦いは如何に自分の間合いを保てるかが鍵となる
 互いの適正距離をキープしようとフェイントを交えながら
 前方に光る銃口を意識して立ち回る

 そしてユーキは左の太ももを銃弾に撃ち抜かれた
 決して油断したわけではない
 だがこの状況での立ち回りと最善の手を踏みつくしてきた結果
 どうあがいても、どう立ち回っても銃弾を浴びるしか選択肢がない状況
 その中で頭・右肘・太もものどれかを撃たれるなら、妥協の末の結論だった

 悲鳴を上げる岡崎、助けに行こうとするも周囲のグンマー族に目で制されるキリ
 倒れ込んだユーキには鈍器の追撃が迫る
 華奢な身体を破壊する鈍い音が、仲間の怨恨を乗せて2発、3発と鳴り
 悲鳴とも嗚咽とも取れない耳触りの悪い声が口からこぼれる

 キリ「やめろー!!」

 その声に我慢出来なかったキリが大声で叫ぶ




 次の瞬間、鈍器を持った男に白い球が、空気を引き裂き直撃する
 予期しない反撃と強烈な痛みに屈強なグンマー族も叩くのをやめ悶え苦しむ
 他のグンマー族も妙なざわつきを見せる
 
 キリ「今のはなんだ!?誰が!?」

 ???「何で連絡をしなかったんだ!?危うく大変なことになってたんだぞ」

 ???「俺の一撃でギリギリ間に合ったんだからいいじゃないか、なあ」

 ???「ゼッコーチョー」

 キリ「あなた達は…………?」




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キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その17


 4人を相手にする中で、バラバラにしようと精一杯に動くも
 2人の攻撃を同時に受け止めてしまい、支える為に中腰の体勢になってしまったユーキ
 グンマー⑥

 その背後から、襲い掛かる軍団の中で最も高度な水魔法を操る魔道士の女が
 ユーキの脳天目掛けて圧縮した水の弾丸を放とうとしている

 肉体派の彼女はそれが外れた時の追い討ちと
 当たった時のとどめを素早く刺せる様に、適度な間合いを取ってその時を待ち構えている
 そう、ユーキにとっては八方塞がりの絶体絶命な状況
 そして最後の刻、彼女の手元から魔法が撃ち出される瞬間


 ゴッ!!

 鈍い音が駅の構内に響き渡り、魔道士の女がホームに倒れる

 予想外の一撃にユーキ、残る3人の女、そして周囲を取り囲む戦士たちも呆気に取られた
 鈍い音を放った者は350mlの缶ジュース
 それを投げたのは他でもないキリだった
 チチヤス 乳酸菌ソーダ

 キリ「ユーキ、そんな血の気上げて戦うなんてお前らしくねーぞ
 いつもみたいにもっとゆるーく戦えよ、頭冷やすための水ならいくらでも買ってやるぜ」

 空気を読めないのか、それとも敢えて空気を読まないのか
 いつもと同じ振る舞いをして、それが励ます為の行動なのかも分からないが
 この追い詰められた空気と、醸し出される緊張感からユーキを解放したのは事実だった



 もう一度、ユーキは自分の目に力を込めて周囲の動きを見て
 次の動きを予測し、最善の一手を瞬時に判断できる様努め、反撃に出る

 まずは屈んだ態勢から思い切り右脚を伸ばし、棒術を用いる女の足を掬う
 意外な一撃にバランスを崩され、押さえつけていた棒による圧力も緩む
 すると2人の力を押し返す様に拮抗していた刀がシーソーのように傾く

 右手の、けたぐりを喰らった棒術使いは、後方に押し返され
 左側にいる銃を持った女は勢い余ってユーキの横に倒れ込む

 倒れた女に反撃の余地を与えぬよう、返した刀で背中から胸を突き刺す
 一撃で仕留めるとすぐさま切り替えし、バランスを整えたばかりの女に挑む
 棒術はリーチが長いが接近戦には極端に弱いのがセオリー
 一気に間合いを詰めて強引な反撃をモノともせず、みぞおちに一撃
 呻き、うずまる女の頸動脈に刃を当てて強く押し込む


 そして残る4人の一人、屈強な肉体を誇る女戦士にも一気に勝負を仕掛ける
 ユーキ自慢の眼力で、丸太の様な腕の動きを見切り攻撃を避け背後へ回る
 が、その動きを読んだのか、ユーキ目掛けて渾身の回し蹴りが飛んでくる
 しかしそこも計算済み
 一本で立つ軸足の左脚へ体当たりを喰らわせてホームへ叩き伏せ
 肉体派の女は後頭部を強打し、いとも簡単に気絶させられた

 冷静になり飛び抜けた実力を見せ付け、周囲を圧倒する
 残るはざっと30人
 グンマー⑦
 グンマー⑧

 こいつらをどう片付けていくか
 頭の中で幾重にも策を再び張り巡らせる



[Edit]

キリ・ユーキ・岡崎の貧乏旅行2014 その16


 10人は倒しただろうか
 重い黒刀を片手に肩で息をしながら立ち回るユーキ

 いくら歴戦の強者と言えど、同レベル化それ以上の相手に
 複数人同時に、しかも十数連戦ともなれば疲れないワケがない

 しかし相手も休ませてはくれない
 それよりも仲間がやられていく度に恨みと怒りのボルテージ
 この化け物を倒して名を挙げたいという欲望でヒートアップする一方である

 次に挑んできたのは壮年の老人
 屈強な戦士たちに交じるにはいささか不自然、しかも武器等は持っていないようだ
 グンマー⑤

 予期せぬ相手の登場に軽い戸惑いを見せ、警戒するユーキ
 それを余所にゆっくりと右手を開き、ユーキに向けてかざし…………

 次の瞬間、恐ろしい速度で紅いエネルギー弾がユーキに目掛けて飛んでくる
 これを刀で間一髪弾き飛ばす
 続いて2発目、3発目と飛んでくるが、それらすべてを刀の鋭い振りで掻き消していく
 だがその威力と攻撃数に耐え切れず徐々に後退を余儀なくされる
 後ろにキリと岡崎がいる為、攻撃を避けるという選択肢が使えないからだ
 
 それならコッチだって…………

 ユーキは攻撃の合間を縫って刀に魔術エネルギーを溜め込み、徐々に濃縮させる
 その溜まったエネルギーを球状に形作り、刀の先に集める

 力強く振るった刀から放たれる漆黒の弾丸
 それは男の放ったエネルギー弾とぶつかり、それを呑み込みなお前進を続ける
 威力こそ弱いが弾丸は男に直撃する
 思わぬ一撃に男は目を見開くも、気を持ち直しエネルギー弾をユーキに向けて撃つ
 ユーキも闇魔法によって作られた弾丸で対抗する

 相手のエネルギーをも吸収してしまう闇魔法の性質上、ユーキがグンマー族を徐々に押し返す
 一歩、また一歩と男との合間を詰め、勝負を掛けられる距離まで近付く
 そして一瞬の隙を付いて背後に回り、首元を刀の峰で叩き気絶させる



 休む間を与えず挑む次の相手は、中年手前と見られるの女4人組
 グンマー⑥

 武器とである銃・棒・肉体・魔術と軽いフットワークから繰り出される素早い連携技
 各々の異なる動きとチームワークに負けじとユーキも自慢の黒刀を振るう

 だが連戦の疲労に4VS1の数の不利で防戦一方に陥る
 間合いを取ると強引な力技で迫られ、近付きすぎると視界外から飛んでくる魔法
 加えて棒術による中距離戦、銃による打撃と発砲が適切な距離感を狂わせる


 一番フットワークの軽い戦闘術のプロフェッショナルが先陣を切って掛かる
 しかし、この程度の動きならユーキが持つ抜群の眼力を持ってすれば何てことはない

 だが他の戦闘スタイルが異なる4人を同時に相手とするなら話は別だ
 1人に集中し過ぎると3人に隙を与える

 右のフックからの左上段回し蹴りを回避、その後ろからは棒による突きが迫る
 それは左足に乗った重心を利用し飛んで避け、前転し着地
 体勢を整え反撃に出ようとするも、そこに鋭く尖った水の弾丸が襲い掛かる

 これを反射神経のみで間一髪避ける
 だが何も考えずに取った行動、それは愚策であり、戦地でそれは許されない
 その代償は畳み掛けだった

 立ち上がり様だったがユーキは何とか黒刀を抜き、銃と棒の2本の凶器を受け止める
 が、屈んだ状態から身動きが取れなくなってしまった

 そこに後ろから水魔法が強襲しようとしていた




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キリ

Author:キリ
画像は秘書の岡崎さんです

9・13、人物紹介更新しました

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