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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その25


 実「何これ…………
 巨大なサメ?」

 土井「地中鮫・ゲオザークだ
 コイツはあまり戦闘タイプじゃないが他に駒が無いから仕方がないが……
 まあ上手く立ち回れば、な」
 ゲオザーク③

 ユーキ「ちょっと不安よねー」

 土井「見てろよ、ゲオザークの実力をよ!」




 ゲオザークにかち上げられ、地面に叩き落とされたくまモンがヨロヨロと立ち上がる
 そして姿を見せた地中鮫を潰すべき敵と見なし、川を挟んで正面から対峙する

 ジリジリとした睨み合い
 くまモンは無機質な、ゲオザークは底知れぬ力を秘めた目を各々の眼に捉えつつ
 両者の中間地点を軸とし時計回りに半歩、また半歩と慎重に移動を行い
 相手を迎え撃つ体勢と最良のタイミングとを伺う


 先に動いたのはゲオザーク
 重心を思い切り後ろに下げ、大きなモーションで攻撃の仕掛けに入る
 地面を強く蹴り、巨体が空中に浮き一直線に突き進む
 ゲオザーク

 くまモンは次に来る攻撃を予測し瞬時に体勢を整える

 だが巨大な体躯からは想像できない程の速さ
 その見た目通り、体重の乗った強烈な突進

 相手に動きが読まれた場合
 それでも制する為に必要なのは予想以上の行為が必要だが
 ゲオザークのそれは、まさしく理想通りの一撃
 身構えたくまモンを力の籠った一撃で勢いよく吹き飛ばす

 倒れたくまモンが起き上がる前に追撃
 今度はやや上に飛び上がってのしかかり攻撃
 次いで鋭い牙を活かした噛み付きの連撃
 テンポの早さと手数を武器に、受ける姿勢を取らせる前にラッシュを浴びせる

 これには流石のくまモンも堪らず、腕力で強引に引き離し一度距離を取り、再び睨み合う
 動きが大きい分、次の攻撃は読みやすい
 読みの容易さをカバーする力強さも、見切ってしまえばどうとでもなる

 強襲さえ封じられれば一方的に有利な展開に持ち込める……

 だがゲオザークの選択肢は飛び道具であった
 鼻先から青白い破壊光線を放ち、くまモンに不意の一発を喰らわせる
 ゲオザーク④

 予想外の一撃によるダメージで動揺の色を隠せない
 この隙を逃さず、鋭い鼻を活かした強烈なフライングタックルを繰り出す
 だが寸前でこれを避けられ、ゲオザークは大きな隙を作ってしまう
 そこに黒く短い両手をかざし、得意の火山弾をお見舞いする


 土井「バーカ!!
 ゲオザークは地中鮫、水・地面タイプだから炎攻撃は効かねーぞ!!」

 キリ「え?」

 実「何で自ら弱点を言っちゃうかな!?」

 土井「しまった…………」

 くまモン「良いコト聞いたもん!」

 くまモンは攻撃を変更し、右手から熊本名産・スイカの蔓を伸ばしゲオザークを締め上げる
 負けじと蔓を引き千切ろうと左右に身体を振る
 それを制するかの如く、空いている左手からは巨大スイカが連射
 一発一発の重い弾丸が強靭な図体へと降り注ぐ


 だがその程度の攻撃では怯まない
 暴れるだけでは蔓を千切れないと踏んだのか、逆に今度は距離を詰める
 飛び道具に頼らない接近戦へと、熊本巨大怪獣決戦の様相は展開していく…………



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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その24


 キリ「それで、準備ってのは?」

 土井「コレっす!」

 そういうと土井は熊本城から北東に指を向ける
 その方向から土煙を上げて突き進む黒い影が一つ
 巨大な背ビレが熊本の豊穣な大地を割り、雄大な川を断ち、巨大な橋をも薙ぎ倒す
 ゲオザーク⑦
 ゲオザーク⑧
  
 我関せずと言わんが如く
 行く手を遮る熊本市街地を破壊しながら、一直線に突き進む
 ゲオザーク⑥

 キリ「いや待て待て待て待て!!
 お前、何か凄いモノ登場させてるけどムッチャ被害出てるじゃねーか!」

 土井「戦争に被害は付き物っすよ!!」

 キリ「無駄な被害増やすのは愚将の仕事だバカ!」

 ユーキ「あー、くまモンが気付いたみたいよー」

 土井「お?」




 背ビレに気付いたくまモンは迎え撃つ体勢に入る
 無論、この背ビレはくまモンを倒す事を目的としている
 好都合だ
 ゲオザーク⑤


 突進してくる巨大な背ビレを短い両手で抑え付けるくまモン
 その力に負けず劣らずの馬力を発揮し、数十メートル押し返す

 キリ「おお!あの巨大化したくまモンを!?」

 田所「ヤバいっすね、あの生物!!」

 土井「当たり前よ!これは世界有数の物理学者からレンタルした逸品だからな!」

 キリ「何か胡散臭いな、てかレンタルなのか」

 土井「譲ってもらおうと思ったんっすけど
 “地下探索をして巨人像を見付け、ウルトラマンになるんだ”とか意味不明な事言ってて
 とりあえず殴って気絶させて借りて来たんっすよ」
 マサキ・ケイゴ

 田所「どこぞのガキ大将でもここまで理不尽な強奪はしませんよ……」

 土井「熊本の平和を守る為には必要な犠牲だろ
 さあ、エンジン全開!」

 背ビレがさらに勢いを増してくまモンへと押しかかる
 くまモンも肩・腕・脚の筋肉を隆起させ
 ヒレの後ろにも手を回し、全身で掴み掛かる

 あまり時間を掛けるとスタミナの消耗も大きくなるので
 一気呵成で地面から引き摺り出そうと躍起になる

 背ビレに乗り掛かる体勢になって抱え込む
 その瞬間、背ビレの本体が、巨大鮫の姿が地上へと体を現した
 地中から勢いよく持ち上げられた巨体は
 重量感満点なくまモンの体躯を熊本の空へとかち上げた
 ゲオザーク③

 ユーキ「うわー
 土井ったらスゴいの持ってきたねー」

 土井「まあな!」

 地面に巨体が叩きつけられ、砂埃が舞い上がる




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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その23


 キリ「しかし雨とはいえ、城からの眺めは壮大だなー」
 熊本城からの眺め①
 熊本城からの眺め②

 田所「高い所から街を見下ろすって粋ですよね」

 キリ「ところでさっきから全然見当たらないんだけど土井は?」

 田所「ナンパでもしてるんじゃないっすか?」

 キリ「まあ放っておいてもいいか」

 田所「迷惑掛けられなくて気が楽ですしね」

 ユーキ「アタックー!」

 田所「ギャーッ!!」

 ユーキ「そういう不意を見せるからマートンばりのタックルを喰らうハメになるのよー
 7弾 SSマートン

 キリ「結局そういう運命の下にあるんだよ、お前は」

 ユーキ「トラブルメーカーが1人だと思ったのがダメなのよねー」

 田所「2人もいらないっす!」

 キリ「全くだ」

 実「それで、キリさんは何してるの?」

 キリ「市内の風景をゆっくり眺めてる」

 実「楽しい?」

 キリ「バタバタした、パワハラにまみれた日常を忘れられるから

 実「大変なんだね、社会人って」

 キリ「まあ、な
 ……………………なあ、アレなんだ?」

 実「あれ?」

 キリ「そう、ちょっと町の外れ辺りに動いてるあの黒いの」

 実「なんだろう……」

 キリ「嫌な予感しかしないんだけど」

 実「キリさんの予感って良く当たるからね、日常生活でも」

 キリ「霊感と言うか直感というか、冴える時はさえちゃうんだよなぁ」

 くまもん2

 キリ「来やがったよ」




 ニュース司会者「速報です!熊本市内に巨大なくまモンと思われる怪獣が出現しました
 付近の住民の方は消防の指示に従い、速やかに所定の場所への避難をお願いいたします!」

 M副隊長「熊の進路には三井グリーンランドが…………
 あそこには大勢の子供たちが!!」
 偉大なる副隊長

 レポーターA「こちら現場です!
 市街の外れ、南側から突如出現したくまモンはゆっくりと北上を続けています!」

 レポーターB「このくまモン」と思わしき怪獣はいったい何者なのか?
 熊本市は様子を見ながらも自衛隊への出動許可を国へ要請しているとの事です」

 レポーターC「怪獣は北西方向へ針路を進めているとのことですが
 このままですと熊本城、そしてその先の三井グリーンランドに甚大な被害が出ると」
 三井グリーンランド①

 レポーターD「熊本市内に現れた謎の巨大生物は町を破壊しながら歩みを進めています!」




 キリ「ヤバいな、このままだと三井グリーンランドが大変なことになるぞ」
 
 ユーキ「円谷プロ直営のウルトラマンランドが存在した三井グリーンランドがピンチなのー!?」
 三井グリーンランド②

 キリ「そうだ!子供にも大人にも楽しい思い出を作れる事に定評のある
 あの三井グリーンランド
がピンチなんだ!」

 ユーキ「そんなー!
 もし壊されちゃったら三井グリーンランドの約80機種あるアトラクションで遊べなくなっちゃうよー!
 三井グリーンランド③

 キリ「それだけじゃないぞ
 7月19日に開催の花火大会・7月25日~8月31日に開かれるプール
 その他プリキュア・トークショーやイルミネーション、お盆の花火大会もあるんだぞ!
 さすが三井グリーンランドだ!すごいな!

 三井グリーンランド④
 三井グリーンランド⑤
 三井グリーンランド⑥

 ユーキ「園内には温泉・ゴルフ・レストラン・ホテルもあるって本当ですかー?
 ディズニーリゾート・USJ・富士急・ひらかたパークより凄いじゃないー!
 感動しました、今年の夏から長期休暇時には毎年三井グリーンランドに行きますー

 キリ「しかも三井グリーンランドへのアクセスに便利な路線バスもあるからな
 やっぱり三井グリーンランドって最高だわ!」
 



 田所「いつまでこの茶番続けるんっすか?」

 キリ「茶番じゃねーよ、最近流行のステルスマーケティングだ」

 田所「全く隠す気ないじゃないですか
 もうこれダイレクトマーケティングってレベルっす」
 トマ美ちゃん

 キリ「いいじゃねーかよ、ステルスだろうが何だろうが!
 今は封印したくまモン復活して大変なんだぞ!場を考えろ!」

 田所「さっきまで三井グリーンランドおもちゃにしてハシャいでた人が何を……」

 ユーキ「それにキチンと正面から迎え撃ったところでこの体格差だよー
 勝てるワケないじゃないー」

 田所「それはそうっすけど…………」

 実「お姉ちゃーん、このままだと大変なことになっちゃうよー」

 ユーキ「そう言われてもねー」

 土井「フハハー!
 長いコト待たせてしまったな!」

 キリ「その声は土井か!?」

 ユーキ「ちょっと今まで何してたのさー
 とってもピンチな状況なんだよー」

 土井「そのピンチを乗り越えるために準備してきんだよこの野郎!」

 一同「な・・・・なんだってー!!」
 な、なんだってー!!




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キリ

Author:キリ
画像は秘書の岡崎さんです

9・13、人物紹介更新しました

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