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豊郷小学校日誌 その9


 再び実&那岐組

 実「さっきまでの勢いはどうしたの?
 まさかもうバテちゃったり?」

 純「だ、誰が……」

 紬「でも……何ででしょう…………すごく暑いような……」

 那岐「」(ハァーハァー

 この数分間、実と純の力と駆け引きのお応酬が続いた
 モフモフハンマーをかいくぐって接近戦からのビルドアップ
 それを牽制するゴールデンチョコパンによる大振り一閃
 再び距離を取ってからの火炎放射
 これをか避けて再び睨み合い
 その間にも純は紬の演奏によるリラックス効果で心拍数を落ち着けて体力を回復

 お互いに決め手を書きつつ持久戦、泥沼の様相を見せると思われる展開
 予想外だったのは、純と同じ量を動いている実が元気なことだ

 部屋にいる3人は汗水を垂らし息絶え絶えの状況であるにも関わらず、だ

 純「何で……アンタバテないのよ…………」

 実「それはね、私の作戦勝ちだからね!」

 純「さく、戦……?」

 実「この木造校舎を利用したのよ!」

 紬「…………まさかっ!!」

 実「そのまさかです
 私の炎魔法で“放熱効果”と木造建築の性質を利用したんです!!」

 動くことによって上がった体温を熱エネルギーへと変換
 これの放出を行うことで室温の上昇が始まる
 さらに攻撃で放たれる炎も相まって、短時間での効果が見込まれ
 木造建物は熱の影響を受けやすい特性があり、室内は蒸し風呂状態と化したのだ

 同じ室内にいるのにも関わらず実だけが影響を受けないのは
 常に一定の体温を保てる様、熱を放出しているからである

 純「何て迷惑な技なのよ…………」

 那岐「」(コクコク

 実「ツッコミはいいから、那岐くん準備して!」

 そう叫ぶと実は印を組んで大きく息を吸い込む

 純「させないわ!」

 動きを阻止しようとモフモフハンマーを回転
 少しでも勢いを付けるために思いっきり踏み込む

 純「!?」

 実「掛かったわね」

 純の体が空中に投げ出される
 力強く踏み込んだ足が床に溜まった汗に捕まって踏み込めなかったのだ
 あまりの暑さと疲労度で床の状況にまで目が行き届いてなかった

 この千載一遇のチャンス、狙うは紬
 先にサポート役を潰しておけば
 特に依存型の戦闘スタイルの場合は一気に価値をたぐり寄せられる
 もちろん、それを阻止しようと必死になるのが常套ではある
 だから一瞬でも動きを止める必要があり、それを狙って蒸し風呂状態を作ったのだ

 床に体を叩きつける純を尻目に、実は炎を放出する
 バリアーの強度は分からないから今出せるありったけの魔力を込めて息を吹き出す

 部屋の半分を覆うような火球が銃弾をも弾く頑強なバリアーを吹き飛ばす
 しかし砕くのが精一杯
 紬へ届く前に室内の音を全て呑み込む爆風と化し消滅してしまった

 純「ムギせんぱーい!!」

 紬「ゲホゲホッ……私は大丈夫ー
 い、一体どうなっちゃったのー!?」

 純「分かりませーん」

 ダーンッ

 煙が舞い上がる室内に一発の銃声が響く
 その銃弾は紬の首に突き刺さった

 実「那岐くん!!」

 那岐「」(コクッ

 純「ちょっ!?ムギ先輩、どうしたんですか、ホント大丈夫なんですか!?」

 恐怖と絶望の混ざった悲痛な叫び声の元に煙の中から銃を構えた那岐と実が現れる

 那岐「」(チャッ

 純「ヒッ!」

 那岐は相変わらず無言で、純の首元に銃を突き付けた

 実「大丈夫よ、これは麻酔銃だから殺傷力はほとんどないから
 金髪ロングのお姉さんも眠ってるだけで無事よ」

 純「そ、そうなんだ」

 実「それじゃあ、あなた達が私たちを閉じ込めた理由と脱出方法を教えてね」



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