[Edit]

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[Edit]

豊郷小学校日誌 その15


 律は前髪を上げて額に空気中の粒子を集め、カチューシャでそれをエネルギー変換
 その姿勢で10秒、たった10秒で超高威力の荷電粒子砲を放てる
 そして、それを今まさに土井に放とうとしている


 土井には勝算があった
 粒子砲は距離と質量によって威力が変化する武器であり
 約10m程の距離からでも5秒は耐えられた
 だからもっと距離が近ければ反射することが出来ると


 狙い通り発射されるビーム
 これを後ろ手に隠してた鏡で再び弾き返そうと試みる

 律「そんな鏡で弾き返そうなんて百年早いんだぜ!」



 光の奔流が鏡に直撃し、土井ごと吹き飛ばそうとする
 思った以上に威力が強かった
 律が後ろの階段を通った実と那岐に気を取られて歩みが少々遅くなった事が原因だった
 この一歩が勝敗を分けることになった

 勢いに押されて土井は大きく弾き飛ばされ
 持っていた鏡は斜めに傾き、跳ね返したビームは律には当たらずその左側へと放たれてしまった




 田所のタックルを完全に避けた
 そう思って秋山澪は横に向けた体を正面へと戻し
 ビームを弾き返そうとしている土井へ向かって駆け出そうとする

 田所の長い足が秋山澪の足に引っ掛かるなんて事は一切頭に無かった
 慣性に任せて後ろに引きずり倒され尻餅をつく秋山澪

 そこに土井が鏡で跳ね返したビームが飛んで来る

 秋山澪「ヒッ!」

 僅かに聞こえた悲鳴を一瞬間に轟く荷電粒子砲の音がかき消し

 秋山澪「____________ッ!!」

 ビームによって脚を焼かれ、声にならない悲鳴が廊下に響き渡った




 土井「よっしゃあ!」

 鏡を放り投げて渾身のガッツポーズを見せる土井

 律「うっ…………くっそおおお!」

 田所「うっ!?」

 親友がやられた悔しさと自分の攻撃で怪我を負わせた不甲斐なさで我を忘れた律は
 起き上がろうとしている田所の首を絞めに掛かった

 律「いいか、これ以上戦うんだったらこの男絞め落とすからな!
 その場から一切動くんじゃないぞ!!」

 田所「土井……く、ん…………」

 仲間が人質に取られ窮地に追い込まれた土井
 だがその状況にも躊躇すること無く、一切の迷いなく二人の元へと走って行く

 律「ほ、ホントにイイんだな!コイツ絞め落としちゃうぞー!」

 田所「ちょっと……ひど」

 渾身の飛び蹴りを田所の腹に喰らわせる
 その威力で首を絞めていた律ごとぶっ飛ばし、同じく吹っ飛んだ田所の下敷きになってしまった




 土井「いやー、悪い悪い
 ホントは上手く狙ってデコっぱちだけ蹴り飛ばす算段だったんだけどなぁ」

 田所「嘘でしょ!一切の迷い無く僕ごと蹴り飛ばしたじゃないっすか!」

 土井「いやいや、仲間思い・人思いの俺が仲間を見捨てるとかするわけねーじゃん(震え声)」

 田所「信頼できないんですよ、前科がありすぎて」

 土井「それはアレだ、お前の心が腐りきってる証拠だよ」

 田所「自分の心と道徳心が腐ってることすら自覚が無いんっすか」

 土井「???」

 田所「ダメだこの外道」

 土井「まあいいや
 さーてそこの女2人の、お約束の尋問タイムでも始めますか!」

 秋山澪「えっ!」

 律「ちょっと、今更何する気だよ!」

 土井「なーに、ちょっとそこにトイレがあるだろ
 そこで色々と尋問させてもらうだけだ」

 秋山澪「尋問って何するんだよ(涙目)」

 土井「尋問(意味深)だ」

 そういって2人のえり首を掴んで引きずって行く

 田所「あのー、そういう非人道的な行為は流石にやめておいた方が……」

 土井「お前も尋問(意味深)に参加したいのか?」

 田所「遠慮します」

 土井「じゃあ少し外で待ってろ、あんまり人に見られて嬉しいもんじゃねーし」

 律「その手離せよー、はーなーせー!」

 秋山澪「やめろー!やめてくれー!」

 泣き叫ぶ2人を尻目に、尋問をする為に土井はトイレの中へと消えていった





スポンサーサイト

Trackback

Comment

Post a comment

Font & Icon
Secret


プロフィール

キリ

Author:キリ
画像は秘書の岡崎さんです

9・13、人物紹介更新しました

リンクフリー・相互リンク大歓迎です

bloglam

Twitter

最新記事

カウンター

ブロとも申請フォーム

検索フォーム

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。