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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その7


 暗闇の中を小さな炎が揺らめく
 手に火を宿した実を先頭に、ユーキと土井が後に続く

 球泉洞の本来の入り口とは離れた所にある地下階段
 奈落とも思える程の深さを見せる
 その先にある今回の目的地、地下の神社へ向かって
 3人は慎重に、一歩ずつ足を進めて行くのであった


 土井「やっぱ神聖な場所とか言われるだけあって深くて暗いな
 実、前がよく見えないからもう少し火力を強めてくれ、」

 実「はい」

 そういうと手の上に灯した炎を強める
 炎の魔法をある程度極めた実の得意技の1つだ

 実「ところで、これからの私たちの仕事って?」

 土井「この先に地場神が鎮めらた神社があるらしい
 今はその神社の神主が結界で封印しているらしいが、それだけじゃ持たないと

 だから俺とユーキが二層目の結界を張る
 そうする事で地場神が出て来る為の時間を稼ぐ

 ユーキ「後日神主さんが強力な結界を張り直して封印完了ってワケー」

 実「なるほどね」

 真っ暗で、自分たち以外の音と気配が無い暗闇を黙々と進む

 その沈黙が実に疑問を思い浮かばせ、とっさに口に出た

 実「じゃあ最初からその神主さんが二重に結界張ればいいじゃない!

 土井「まあ普通そうだな、結界を張れる体力があれば」

 実「あっ、そういう事か」

 土井「前に話したけど、結界を張ると同時に地場神の蓄えた余分な力も抜いてる
 エネルギーの吸収と結界構築を同時に行ってるから段違いな疲労度と魔力の消費だ

 そういうワケで第三者の協力が必要、それで俺らの元に依頼が飛ばされたんだ」

 実「へえー、その話聞いてない」

 土井「話してなかったっけ……
 まあいいや、とりあえず進もう」





 自然に出来た洞窟と、いたずらに削られた岩盤に沿って添え付けられた階段
 時に急になり、かと思えばなだらかな、先もゴールも見えない道が続く

 目に見えない不安感と規則性の無い道のりが探訪者の心身を
 彼らが気付かない間に徐々に摩耗させていく


 ユーキ「だいぶ歩いたわねー」

 土井「地下400m辺りにあるとか」

 実「長いよ…………」

 土井「とか行ってたらもう着くな」

 実「えっ?」

 土井「あそこだ」

 虚を突かれつつも実は土井指を指した先、急な階段の下を覗き込む
 その先に自分の手の上ではない柔らくてぼんやりとした光が灯っている

 そこへ花の誘いに惑わされた蝶の様に、3人は階段を下って行く




 ユーキ「着いたねー」
 地下神社 参考画像
 ※参考画像です

 土井「雰囲気は幻想的だが、禍々しい空気が漂ってるぜ」

 ユーキ「禍々しくはないよー
 ただ力が強過ぎて空間が歪んでるというかー」

 土井「地場神自身の力自体は悪いもんじゃないってか」

 ユーキ「そうねー」

 土井「まあいい、とりあえず封印するか
 んでサッサと帰ろうぜ」

 ユーキ「イエッサー」

 実「!?」

 ユーキ「どうしたのー?」

 実「ううん、何でも…………」

 ユーキ「そうー?
 そうだー!実も封印するの手伝うー?」

 実「いいよ、そういうのは2人に任せるからさ!」

 土井「こういう経験しとくのも将来の勉強になるぜ
 失敗したら責任…………まあ岡崎がどうにかしてくれるだろう

 実「遠慮しときます!」

 ユーキ「そっか残念ねー
 せっかく初めての共同作業(意味深)が出来ると思ったのにー」

 実「何言ってんの!?」

 土井「じゃあ無駄口はそこらへんに、仕事するぞ」

 ユーキ「はいー」




 実「…………」


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