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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その8


 ぽっかりと空いた地下の空洞に浮かぶ小さな社
 その神妙な雰囲気の空間で初老の男性が珍しい来客を出迎える
 地下神社 参考画像

 土井「アンタが依頼主の神主か?」

 神主「如何にも、貴方が代表の土井さんですかな?」

 土井「そうだ、今日はよろしく頼む」

 神主「いえいえこちらこそ
 いやー、関西の方に腕利きの何でも屋がいるとは風の噂で聞いてはいたのですが」

 土井「噂程度にしかならないしがない何でも屋なんでね
 それでは早速仕事の説明を」

 神主「分かりました
 ところで、そちらの御二方はどなたで?」

 土井「コイツらは俺の助手だよ
 ユーキ、実」

 ユーキ「はいー、アタシはこの馬鹿の相方ことユーキですー
 短い時間ですがよろしくお願いしますー」

 実「お姉ちゃん!?」

 神主「は、はぁ……」

 実「もう!もう少し普通の挨拶してよね!」

 神主「い、いやあ、とてもユニークな方で、アハハ」

 ユーキ「アハハー」

 実「もう…………
 あ、申し遅れました、私も付き添いで来させて頂いた者で、実と申します」

 神主「はい、よろしくねお嬢ちゃん」

 土井「まあ自己紹介もそこそこに
 じゃあ俺とユーキが封印を実施するから軽いレクチャーをしてくれ」

 神主「はい、まあ今地場神様は落ち着いていらっしゃいますので焦る事はないでしょう」

 ユーキ「じゃあ行ってくるねー」

 実「はーい」




 実「…………何だろう、さっきの視線
 ここには私たち以外に誰かいるのかしら

 もしくは神様の手下みたいなのが動きを監視してるとかかな
 まさか、封印がもう解けて私たちを陰から狙ってたり

 妙な気配から、実の脳裏に様々な悪い考えが思い浮かんで来る


 もしかしたらこの依頼自体が罠であるのかもしれない
 私たちはそれにまんまと引っ掛かって地中に埋められる?
 二度と日の目を浴びる事が出来ない?

 でも、私はどうすればいいんだろう…………
 ここから逃げ出して助けを求める?
 でも監視しているかもしれない奴らは私を逃さないよね
 それを全部倒しきれる自信は……
 それ以前に敵となる相手がどこに何人いるか分からない状態
 下手に動くのは返ってまずい状況に陥るんじゃないかしら

 ならここで3人固まって静観していた方が正解かしら
 お姉ちゃんも土井くんも強いんだから、その方が確実、じゃないのかな
 でも今2人は封印の儀式をしようとしてる
 周りに敵がいるって事を伝えなきゃ何にも始まらない
 だから、ここは私一人で解決しなきゃダメ?

 最悪の展開とその回避に繋がる対処法を実は必死に考える




 ユーキ「実聞いてるー?」

 実「ふぇっ!?」

 ユーキ「ボーっとしてどうしたのかなー?歩き疲れちゃったのー?」

 実「ゴメン、ちょっと考え事してたの」

 ユーキ「この後のお姉ちゃんとのデートの事かなー?」

 実「違う」

 ユーキ「あららー」

 実「そう言うのはいいからさ
 あのねお姉ちゃん、こk」

 神主「ユーキさん、土井さん、準備はいいですかな」

 ユーキ「大丈夫ですよー
 ゴメンねー、愛しの実の話は後でたーっぷり聴いてあげるからー」

 土井「おう、ユーキ準備しろよ」

 実「あ、お姉ちゃん!土井くん!
 向こうに行っちゃったよ…………どうしよう」




 灯篭の先にある社
 その扉の前には縄が張り巡らされ物々しい雰囲気を醸し出している
 その手前で左右に分かれ、向かって右側に土井
 左側にユーキが座り、二人の手はさらに太い縄を握り締めている

 神主「それでは結界緊縛の儀を始めます
 お2人とも、自身の魔力を縄へ注ぎ込んで下さい
 相手は強大ですので、くれぐれも集中力を見出さぬ様に
 周りで何が起こっても気を逸らさぬ様頼みますぞ」

 ユーキ・土井「はい」

 そう言うと神主はよく分からない呪文を唱え始める
 それを合図に2人は自身の持つ魔力を縄へ注ぎ込む事に専念させる

 5分程過ぎた頃だろうか
 周囲に漂っていた禍々しい空気が徐々に縮小していく
 地場神の魔力が社の中にある依代へと封じられているようだ


 どうやら事は順調に進んでいる、心なしか空気の緩みも感じる
 それをユーキも土井も感じ取ったようだが気を緩める事無く封印へ集中を続ける
 神主も大幣を振りかざしながら必死に唱えている




 来た

 実は遂に視線の先を捉えた
 自分たちの遥か後方、洞穴内部の右上奥
 そこから何者かの気配、それもかなり強烈な殺気を放っている

 今までは物々しい空気で気付かなかったが、かなりの強者だろう

 そしてその方向から不意に得体の知れない巨大な物が風を切って飛んで来る

 実「これで灰燼に帰してやる」

 実は指で印を結び、口腔内に溜めた魔力を印を通して吹き出す
 洞穴内に直径5mはあろう巨大な火球が出現する


 だがその火球を突き破り、巨大な氷柱がユーキに向かって襲い掛かった




 実「お姉ちゃん!!」




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