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熊本弾丸ツアー @興行場への依頼 その9


 火球を貫いた巨大な氷柱はユーキへと襲い掛かった


 そんな大技を見逃すほどユーキは抜けていない
 常に所持している愛用の黒刀を抜き、氷柱へ一閃

 次の瞬間、そこには炎で溶けてしまい水と化した氷柱を切れるワケもなく
 巨大な水玉の直撃を喰らい全身ずぶ濡れになって
 何が起こったのかを理解出来ず、刀を振りぬいたまま呆然と立つユーキの姿があった

 土井「おいユーキ、何ふざけてんだよ?」

 ユーキ「いやねー、あのー、アレだよー」

 土井「アレ?」

 ユーキ「そうアレー」

 土井「…………」

 神主「…………」

 実「…………」

 ユーキ「実はお姉ちゃんに構って欲しかったんだよねー
 だからこんなイタズラをしてまで振り向いて欲しかったのねー
 ゴメンねダメなお姉ちゃんでー、今から一緒に遊んであげるからー」

 実「この姉ホントにダメだ」




 土井「とりあえずこの空間に第三者が紛れ込んでると」

 実「そうみたいね」

 神主「そんな事は通常ありえないのですが……」

 土井「あり得るもあり得ないも、現に誰かがいるわけだ
 とりあえずこの空間からそいつらを排除しないと
 いくら立派な封印掛けた所ですぐに外されちゃ無意味になっちまうよ」

 ユーキ「そうだよねー」

 土井「ってコトでユーキ、お前が探知役な
 俺と神主のオッチャンは引き続き封印の作業するから」

 ユーキ「サー、イエッサー」




 ユーキ「そうは言ってもこんな暗闇の中じゃ見付けられる物も見付からないわねー」

 実「明かりが灯ってるのも階段と社の周りだけだもん」

 ユーキ「それでー、その氷柱ってどこから飛んできたのー?」

 実「社から見て、あの右奥の上の方からかな
 ハッキリ見えたってワケじゃないんだけど、あの辺りから視線と言うか何と言うか」

 ユーキ「何かの気配がしたってワケねー」

 実「うん…………」

 ユーキ「それって1人だったー?それとも複数かなー?」

 実「それは、分からないかな」

 ユーキ「そうよねー
 でもそれだけの情報だと手の打ち様が無いのよねー」

 実「うーん…………」

 ふと洞窟内に強烈な風が吹き抜けた

 実「キャッ!?」

 灯篭の灯が消えて辺りが一瞬で暗闇に包まれる

 ユーキ「実ー!大丈夫ー?」

 実「何もなってないよー
 今から魔法で火を灯すから少し待ってね」

 手の平に魔力を集中させ印を書く
 そして勘付いてしまう、自分の後ろに何者かの気配がある事を

 実「誰なの?」

 ???「お久しぶりです、1ヶ月ぶりですね」

 実「アンタはもしや、広島行くときの船で会った……

 ???「覚えていただいて光栄ですよ」

 実「1つもそんな事思ってないクセに」

 ???「いえいえ、そんな事無いですよ」

 実「ムカツク」

 ???「別にそれは構わないですよ
 今回の目的、アナタのお姉さんが目の前にいるのですから」

 実「お姉ちゃんに何するの!?」

 ???「フフフ」

 ドゴッ

 突然洞窟内に轟音が響いた

 実「なにっ!?」

 ユーキ「実ー、大丈夫なのー?返事してー!」

 実「お姉ちゃん!私は大丈夫だよ!すぐそっちに行くから!!」

 そう言って実は急いで火を灯す
 目の前には、滅多に見せない不安を表情を見せる姉の顔があった

 だが先程まで自分に語り掛けていた男の姿は一切見受けられなかった

 ユーキ「実大丈夫だったー?怪我してないー?」

 実「私は大丈夫、怪我一つしてないから
 それよりも、さっき私に誰かが話し掛けてきてたんだけど……」

 ユーキ「そうだったのー!?
 アタシの許可無しに愛しの実に話し掛けるとはー
 コレは現行犯死刑に処するしかないわねー

 実「お姉ちゃんの一方的な姉妹愛は分かったから……
 それよりも土井くんは?もしかして何かあったのかも」

 ユーキ「かもしれないわねー、早く合流しましょうかー」



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