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興行場VS紅織の怪人 その1


 都会から程よく離れた所にある土井の事務所
 いつも通り所長の土井は仕事をせずに、大量の事務作業を田所に押し付けている

 事務所奥の休憩室ではたまたま休日のキリと、いつも休日みたいなユーキ
 学校が休みだという実に加え、非番らしい那岐の4人がゲームをしている

 ユーキ「この阪神タイガース・江夏豊の如き剛速球カードをー!」
 3弾 LE江夏
 キリ「やめろ!俺の切り札、銀河鉄道カード潰すなや!」

 実「じゃあデビル派遣カードは使ってイイよね!」

 キリ「やめろ、マジやめろ」

 那岐「~♪」

 キリ「この野郎、ドサクサに紛れて俺の出雲乗っ取りやがって!
 てかお前らなんだ、グルか?3VS1とか卑怯だぞ!!」

 ユーキ「そんな卑怯なことしてないよー
 あっ、手が滑ってぶっ飛ばしカード使っちゃったー」

 実「私も手が滑って牛歩カード使っちゃったー」

 キリ「泣くぞ!これ以上やるとマジ泣くぞ!」




 岡崎「申し訳ありません、大変騒がしくて……
 少しお時間を頂ければ黙らせに行く事も出来るのですが、よろしいでょうか?」

 女性「いえいえ構いません、そんなに気にならないので」

 もう一つの部屋、応接室では土井の秘書・岡崎と依頼主の女性が話をしている
 この事務所で唯一仕事をしているマトモな空間だ

 岡崎「それで今回の依頼の内容についてお伺いしてもよろしいでしょうか」

 女性「はい、依頼内容は不審者から子供とその周辺の方々を守って頂きたいのです」

 岡崎「不審者ですか……
 それなら警察に相談した方が、ましてや子供を守るなら簡単に動いてくれるかと
 失礼ですが貴女の職業は小学校の教員でしたよね」

 女性「その通りです、大切な生徒を守る為に私はどんな手筈だって使うつもりです
 不審者発見の第一報から警察に行ってパトロールの強化も頼みました
 しかし、それだけではダメなんです…………」

 岡崎「どうしてですか?」

 女性「行動パターン・その様相から過去の事例を調べたのです
 それで分かった事は奴の犯した罪は到底抑えられるものではなくて
 でも、どうしても最悪の事態は避けたいのでその相談
に来たのです」

 事件の痛ましさとこれから起こり得る凶行の可能性
 最悪を心に思い浮かべて、涙目になり必死の嘆願を続ける女性教師

 その悲痛な姿に岡崎も心を打たれるものがあった
 解決したい気持ちはある、が聞いているだけでも非常に危険な案件
 このヤマを引き受ければ子供たちは守れるかもしれない
 しかし今度は自分たちが危険な目に逢うリスクも背負ってしまう

 こうした重要案件は一応所長である土井の意見と判断に委ねるしかないのだが
 肝心の土井は事務所の机で熟睡中
 つまりこの場の判断は岡崎に一任されている
 リスクを取るか報酬を取るか、身の安全か世間の評判

 岡崎「お話は分かりました、依頼受託の判断は数日後に連絡という形でよろしいでしょうか」

 結論は先延ばし、これが岡崎の出した答えだ
 やはり自分の判断で周りの人間に大きなリスクを与えるのは責任が重すぎる
 一度案件を持ち帰って推考し直すのが妥当、そう判断した

 女性「一刻を争う状況なので失礼は承知ですが
 子供たちの身の危険を守る為に本当は今ここで判断して頂きたかったのです
 けれども仕方ありませんよね…………
 わかりました、それではお返事をお待ちしております」

 悲嘆の眼差しと諦念に暮れた声に心が痛んだ



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Author:キリ
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